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2012年10月23日火曜日

歯ならび・かみ合わせを悪くする悪習癖⑤ 睡眠態癖・頬杖

歯ならび・かみ合わせを悪くするクセは、口の周りのクセ、つまり、口呼吸や口唇,舌のクセだけでなく、普段の生活での姿勢・態勢にもあります。


寝るときの望ましくない姿勢・態勢を睡眠態癖(すいみんたいへき)といいます。

睡眠態癖には、腹を下にして寝るうつぶせ寝と、横を向いて寝る横むき寝とがあります。

うつぶせ寝,横むき寝では枕を下顎の下に置くことが多いです。

口呼吸の人の場合、下顎に横方向の力がかかり、枕に接する側と反対の方向にあごが曲がることが多いです。


以下の例は、右向き寝をしている人の下顔面と口腔内写真です。










右側の顎に枕があたりますので、下顎は左に偏位しています。


















睡眠時の理想的な態勢は仰向け(あおむけ)、すなわち背を下にし上を向きます。

もちろん、人間は寝返りをしますので、ずっと仰向けでいなくてはならないわけではありません。

入眠時(寝始めるとき)は仰向けになる習慣をつけることが大事です。

ただし、いびきをよくかく人睡眠時無呼吸症候群が疑われる人横向きで寝た方が良いようです。いびきや睡眠時無呼吸は舌根が沈下し気道を閉塞することが大きな要因のひとつですが、仰向けに寝ると舌根が沈下する傾向があるからです。深酒したときも横向きで寝た方が良いかもしれません。


一方、あごを手でささえるクセ頬杖(ほおづえ)といいます。

頬杖をつくと、手をつく側と反対方向にあごが曲がることが多いです。


睡眠態癖,頬杖ともに下顎を偏位させる原因と考えられますので、止めるようにすべきです。